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特殊製品の雪試験報告

特殊製品の雪試験報告

某鉄道施設向けのAM-W55の雪試験を数週間に渡り行いました。
疑似雪の試験は行ったことはありますが、人工降雪機を使用した試験は初めてでした。
以前冬季の屋外設置試験で外部網戸付きが非常に目詰まりしやすいのを観測しておりましたので、今回は内部網戸付きと網戸なしで雪質や風速を変えて観測を行い侵入量を計測することが出来ましたので有意義な試験となりました。

-傾向-
湿度の高い雪・・・ガラリを通過する室内侵入量は少ないですが開口部は塞がりやすい。
湿度の低い雪・・・ガラリを通過する室内侵入量は多いですが開口部は塞がりにくい。
内部網戸付・・・室内侵入量は少なくなりますが、目詰まりが発生しやすくなります。

上記より完全な防雪は存在せず、ダクト付ガラリは網戸無として内部掻き出し等が出来る構造としたり、ダクト無ガラリは内部防虫網を設置して網目詰まり後に自然解凍しやすい構造とする事などが豪雪地域でのガラリの方向性のように思いました。

(某雪氷研究所 低温試験室にて観測)